ランボルギーニ・レベントン~試作車にあらず・走ります・売ってます・1億です~

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ランボルギーニ・レベントン

ランボルギーニという車は、やたらとメカニック泣かせで、整備性とかまったく考えないで車を出す上、駆動部分のメンテナンスともなると、めったやたらとエンジンを下ろさなくてはいけない上、その下ろす作業も載せる作業もとにかく困難な作業らしい。

このためランボルギーニという車を嫌がる整備工場は多く、預けたところで、やれ「部品が届かない」もしくは「部品が見つからない」など言いながら放置されてしまうケースが珍しくない。


ちなみに僕がかつて籍を置いていた外車専門の整備工場は、そういったノウハウが膨大に蓄積されていた。ただ会社の性質がヤクザだっただけで。

ランボルギーニ・レベントンは、ムルシエラゴLP640をベースに20台限定で製作された車である。ちなみに「Reventon」の「v」はスペイン語において唇を噛んで発音しないため、「ヴェ」でなく「ベ」と読むので「レヴェントン」じゃなく「レベントン」と読むのが正しい。

ドライカーボン製で作られたボディとインテリアは、アメリカ空軍最新鋭機F-22ラプターをモチーフに作られたという。

ランボルギーニ・レベントン

このため、戦闘機を意識したイメージを強調するためにこういう写真もパブリシティ対象に用意されている。ただ、バックに写っているのがラプターではなくトーネードIDS(ADVかも?)なのは、そこはイタリア車だからイタリア空軍機とツーショットということだから、無粋なこと言って突っ込んではいけない。

少し前にランボルギーニは、ガヤルドのボディをカーボンで作り直して載せ換えたものをスーパーレジェーラとして発表していたが、ムルシエラゴのスーパーレジェーラを、20台限定という付加価値をつけて独立させたのが、レベントンというわけだ。

ランボルギーニ・レベントン前述の通り、レベントンは戦闘機をモチーフに開発(あまりこういう車に「開発」って言葉使いたくないなあ)されたため、その設計思想はインテリアにまで浸透しており、メーターはTFT(つまりPCの液晶ディスプレイと同じ)の中で左の写真のように展開する。

ちなみに、ボタン一つで通常のアナログメーターに切り替わるようにもなっているそうだ。

ランボルギーニ・レベントン内装はこれまたカーボンと、アルカンターラという東レが開発した高価な合皮をふんだんに使っており、エンジンはムルシエラゴのV型12気筒DOHCエンジンをただでさえカーボン化で軽量化されているというのに、650馬力にまで引っ張り上げている。

両側のドアの下にあるエアインテークは、左右非対称で、左側はラジエターを冷却するためで、右側はフロア下の空気整流のみのために設置されている。

ランボルギーニ・レベントン

ランボルギーニの公式サイトにおいて、「ベンチレーション・スリット付きのラミネート・ガラス製エンジン・フードを通して、このスーパーカーに搭載された12 気筒エンジンの鼓動を見ることができます。」とあるが、幾多のランボルギーニディアブロの整備を見てきた身として賭けてもいい。日本の夏場だったらこの部分、

必ず溶けるか割れます!

どうもこの車に違和感を感じるのは、昨今の流行なのかこの光沢のないボディと、あまりにカクカクし過ぎたラインなのだ。ランボルギーニ側がラプターを意識して作ったのはよくわかるのだが、このデザインで光沢をなくして仕上げると、ラプターではなく海洋甲殻動物みたいなのだ。

ランボルギーニ・レベントン
そう、なんか気持ち悪いのである。言い過ぎかなあ。

結局この車はどういう素性なのかと言えば、
ムルシエラゴのエンジンの出力を上げ、カーボンで作ったボディを乗っけて、高級合皮とエレクトロニクス制御の内装を施したものを、たくさん造って売れ残ったら会社が死ぬので、とりあえずもったいぶって20台だけ作ってみたので買ってください1億6千万円です。

ということである。ちなみにムルシエラゴは1台およそ3000万円である。
この付加価値くんめ。
ランボルギーニ・レベントン
これを日本語で「ボッタクリ」という。

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このページは、kanazoが2007年11月25日 00:32に書いたブログ記事です。

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