アウディR8~欠けていたのは空気~
アウディ傘下になってから、ムルシエラゴとガヤルドが売れて売れて、会社創設以来の好調を記録しているランボルギーニなのだが、シャーシから新開発の車を実はずっと出していない。ムルシエラゴですらもディアブロのシャーシを利用しているし、ガヤルドもアウディのラインで開発されたシャーシである。![]()
そのガヤルドも、アウディとしてはこのR8を作りたかったから、ついでにランボルギーニにも似たようなのを作らせてみたという感じがしてならない。
R8は、アウディがルマン24時間に参戦するために開発したプロトタイプレーシングカーであり、リアのパワートレイン部分(エンジン、トランスミッション、リアサスペンション)が、モジュール構造になっており、故障したら修理するのでなく、丸ごとごっそり交換できるという、それは反則じゃないのかコラと言いたくなる逆転の発想により、事実上「ほとんど壊れない」車だった。そのテクノロジーを量産スポーツカーにフィードバックして産まれたのが、このR8である。もっともこっちのR8はさすがにモジュール構造ではないと思うが。
元々アウディという会社は、ラリーには積極的で4輪駆動システム「クアトロ」を生み出してWRCを席巻してきたのだが、市販スポーツカーに対してそう積極的なスタンスではなかった。
しかし、なんだかんだでマイナーチェンジを繰り返しTTは次第に熟成されていく。そして1999年アウディはランボルギーニを買収する。
ランボルギーニはアウディの資本とパーツの供与により、ガヤルドを開発し、アウディはレーシングカーのR8のテクノロジーに、ランボルギーニの「空気」を取り込んで、R8の開発を進める。![]()
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