凄いんだけど、何もかもが意味不明 ~レクサスLFA その3~

レクサスLFAさて、この車の開発のテーマなのだが、「味」なのだそうな。ただ早ければいい、パワーがあればいいと言うだけではあまりにも芸がないということで、あえて形而上学的に「味」という付加価値をテクノロジーで表現することにしたのだ。ハタ迷惑な熱意とか言ってはいけない。

その中の一つがこの、世にもカッコ悪いマフラーなわけだが、何と今回ヤマハは音にこだわったと言うのだ。なにしろ給油系に設けられたサージタンクを音の放射体として(以下略)

とにかく聞いてみると思わず「おおっ!」となった。これを純正マフラーで出している国産車は確かになかった。


レクサスLFAそして、フロントにエンジンがありながらラジエターは後ろにある。この構造は非常に開発が難航したそうである。当たり前だ。

察するに、まず直進安定性の確保のためにフロントエンジンにするのが決まったあとで、「開発の陣頭指揮」を執ったという社長が「アウディR8のラジエターグリルかっこいいなあ」という一言で、大いなる矛盾のつじつま合わせをするはめになったというところかなあ。せめてフロントタイヤの後ろにスリットを設けるあたりで妥協しろってば。599みたいでかっこいいぞ。

レクサスLFA..

チャレンジストラダーレを快適にしましたって感じのコックピットだが、お約束のカーボン武装である。

助手席側のダッシュボードは何なんだろうな。何を置けって言うんだろうか。コップの水がこぼれないコーナリングをしろと言うのだろうか。でも間違いなくこの車は直線番長であり、もちろん「溝落とし」なんかできません。


レクサスLFA僕は手が汗っかきなもんで、あんまりツルツルしたステアリングは苦手なのだが、そういう部分からして「乗り手を選ぶ」車ってことなのだな。非常にささやかなレベルですでに選ばれてないってのが悲しいが。

タコメーターとスピードメーターが一体化してるこのメーターは視認性はすごく良さそうなんだが、デジタル表示って実は結構走行中見づらい。タコメーターがアナログなのはタコメーターだけ見てろってことですね。ちなみにレッドは9000rpmから。

レクサスLFA

リアウィングはやっぱり自動可変式でした。たぶん速度に応じて角度も変わるわけだから、実際に効くのは最低でも250キロ以上の領域なんだろうけど、街乗りの最中に意味もなくびよよーんと動かしたくなる衝動にかられるのは間違いない。




「地球に優しいプリウスを買った、世界中のエコなみなさーん!トヨタはあなたにプリウスを売ったお金でこんな変な車作っちゃいましたよー!」と言いたくなる気持ちをぐっと抑えて、ここはこの車が市場にどのような受け入れられ方をするのかを見守ってみたい。少なくともGT-Rとはまったく別の切り口を持った車であることは間違いなく、同時にこの車のプライオリティが、それまでの日本製高級車とはまったく別のところにあることは間違いないのだから。

レクサスLFA

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このページは、kanazoが2009年10月31日 01:27に書いたブログ記事です。

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