フェラーリ・カリフォルニア&458イタリア ~軟派な兄さん硬派な弟~

フェラーリ・カリフォルニアその昔、ホンダCR-Xデルソルという車が登場したとき、そのルーフの実にメカニカルな開閉に思わずサンダーバードの「てってけてーてけてってってってけてってってー♪」というテーマソングを脳内で口ずさんでいた僕としては、この車の屋根の開き方はまさにデルソルのそれを見たときと同じだった。

アメリカで売るためにはオープンモデルは必須なわけで、フェラーリも身もフタもないこんなコンバーチブルを出したなあ、と思ってたら、よくよく考えると50年前に250GTカリフォルニアというコンバーチブルモデルを出していたのでした。

フェラーリ・カリフォルニア
基本的にはスポーツカー寄りの612という位置づけになるカリフォルニアは、612をややミニマムにした感じのパッケージで(それでも4563×1902×1308mmだそうだが)、申し訳程度に設置された後部座席のようなものに、人間が乗ったと仮定すると、たぶん長時間ドライブは拷問と化すだろう。緊縛系の趣味がある人は別として。

あと近年のフェラーリの傾向として、ネギを差したようなテールライトとこのマフラーを縦に2本出しというデザインが挙げられるが、多少の違和感を感じないでもない。

ただし、テールライトが丸型二灯なのは非常によろしい。確かにフェラーリのテールライトは丸型四灯が伝統なのだが、ロングノーズショートデッキのテールライトはできるだけシンプルなのがかっこいいというのが僕の趣味なわけで、ましてやコンバーチブルなら、極端な話「あるかないかわからんくらい」にチョコンとくっついているのが理想なのだが。


なお、このリトラクタブルルーフを開いた状態では完全に乗員はむき出しになるのだが、万が一の横転時にはエアバッグよろしくロールバーが飛び出して来るそうだ。だがわからんぞ。だってフェラーリだもん。

フェラーリ・カリフォルニア要するにフェラーリは、アメリカのセレブ層に、完全な"高級車"である612と、さすがに612よりは走り重視の車に乗りたいけど、458イタリアは命がいくつあっても足りないと迷う人達用にこのカリフォルニアの2台の選択肢を提供してみたわけだ。

なんだってその名も「カリフォルニア」ってくらいのもんだからね。大昔に日産もサニー・カリフォルニアっていうの出してたんだけど。

フェラーリ458イタリア
そして目下フェラーリでもっとも先鋭的かつ最強モデルなのが、458イタリアである。もう気合の入れ方が尋常でない。スカイラインジャパンどころの騒ぎじゃない。古いぞ。

発表されたばかりのときは、もうずっとKERS搭載とばかり思っていたから、ただの直噴だったもんで「凡庸」と評したんだがこの車、見れば見るほどジワジワと良さが伝わってくる。


フェラーリ458イタリア
4.5リッターV8で458と名付けられたこの車のエンジンは、カリフォルニアのV8と同じくフラットプレイン・クランクシャフトを使用して、圧縮比を12.5:1とやや低めに設定してあるため、リッターあたり127hp/12.2kg-mと出力効率が非常に良い。

もっとも、「出力効率が良い」=「燃費が良い」=「地球に優しいエコなくるま」を標榜するのは思いあがりだと思うが。フェラーリの場合。


ちなみに3500回転くらい回していれば、どの速度域でも最大トルクの8割を発揮するというから、6速MTでこれを操れる人はそういないだろうし、そろそろいっかって感じでフェラーリはこの458には遂にMTを廃止してしまったのがとても残念なんだが。

フェラーリ458イタリア

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このページは、kanazoが2010年3月15日 00:31に書いたブログ記事です。

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