マクラーレンMP4-12C~実物大プラモデルって言うな~

マクラーレンMP4-12C
子供の頃、模型店のウィンドウに並ぶ完成品プラモデルのディスプレイにはこういうレイアウトがよくあって、自分も一度やってみたかったんだけど、これをやるには同じ物を二台買う必要があり、子供にとって同じプラモデルを二台買うという決断は、大人が本物の車を二台買うのに匹敵する葛藤を伴う上、これをやると確実に一台分のボディが無駄になるので、結局諦めたっけな。



マクラーレンMP4-12C今年フェラーリが458イタリアを出すにあたって、最大のライバルとして肩を並べるべくイギリスから約20年振りに登場したのがこのマクラーレンMP4-12Cである。しかもこの車、ほぼ全てハンドメイドである。

もっともマクラーレンは量産車メーカーじゃなく、当然生産ラインというものが存在しないから全てハンドメイドなのは当たり前なので、これを職人気質的にありがたがるかどうかはともかくとして。

マクラーレンMP4-12Cマクラーレンが20年前にF1を出したときは、実験的な意味合いが強く、その技術、その稀少な生産台数から来るプライオリティがマクラーレンの名を大いに高めたのだが、それから20年経った今、なぜ二代目の車を出すかという意義がどうしてもわからないんだけど、今回デザイナーにフランク・ステファンソンを引っ張ってきて、ピニンファリーナみたいなモダンな仕上がりになっており、特にこの走ってる最中にこぼれ落ちそうなデザインのミラーなんかちょっとそれっぽくて好みだ。


マクラーレンMP4-12C
MP4-12Cの最大の特徴はシャーシにカーボンモノセルを採用しているところで、ワンピースで成型されたセルでキャビンを取り囲み、エンジンとサスをマウントするアルミ製のフレームを前後にくっつけており、加えてブレーキも鍛造アルミと鋳鉄の軽量なコンポジットブレーキで、ダッシュボードはマグネシウムで支えている。

しかもこのカーボンモノセルは経年劣化をしないというふれこみだがホンマかいな。これがマクラーレンじゃなくてフェラーリだったらウソつけと言うところだが。

マクラーレンMP4-12C
ブガッティが宇宙に打ち上げるんじゃないかってくらいの馬力を追求して行くのに対して、他のメーカーはフェラーリも、ガヤルドのスーパーレジェーラも、馬力はこんな感じでいいからとにかく車体を軽くするという方向にシフトして行ってるようで、このMP4-12Cも車重は1.3トンという驚異的な軽さである。フェアレディの370Zを比較に挙げれば、全長は250mm長いのに重量は180キロ軽くなっている。



マクラーレンMP4-12C「えーっと、このハーネスはどこに着けるんだっけ?まあいいや、ここに挿しとこっと」

「ここのネジ足りないんだけど接着剤でいいかね」

「いいんじゃない?」

と言う会話が交わされているかどうかは不明だが、マクラーレン社内では一台一台がこのように造られているらしい。

マクラーレンMP4-12C

「いやあ、できたできた」

「何か部品が2個くらい余ってるんだけどさ」

「いいんじゃない?」

と言う会話が交わされているかどうかはこれまた不明だが、とにかくマクラーレン社内では一台一台がこのように造られているらしい。


F1と比べて、ハンドル位置も左になって乗用車寄りになり、価格もF1みたいに「とりあえず1億」とかいうバブル的な値付けではなく、15万ポンドという"比較的"現実的な価格のこのMP4-12Cだが、果たして日本に持ち込まれたときにナンバー取得できるのだろうか?陸運局で「自分で作った車持ってこないで下さい」とか職員さんに怒られたりして。

※ランボルギーニカウンタックが日本に初上陸したときの実話である。

mcl03_08.jpg

トラックバック(0)

このブログ記事を参照しているブログ一覧: マクラーレンMP4-12C~実物大プラモデルって言うな~

このブログ記事に対するトラックバックURL: http://kanazo.net/mt/mt-tb.cgi/128

コメントする

このブログ記事について

このページは、kanazoが2010年3月21日 22:49に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「フェラーリ・カリフォルニア&458イタリア ~軟派な兄さん硬派な弟~」です。

次のブログ記事は「管理人より生存確認」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

Powered by Movable Type 4.01