2010年12月アーカイブ
タイヤ交換ですらディーラー以外には認めず、他社のリフトに載せただけでもう保証の対象外という極悪な商法を叩かれたのはわずかな期間で、結局GT-Rは多くのマゾヒスティックな車好きに愛され、評価され、そのデータが蓄積され続けて満を持してのモデルチェンジである。
マイナーチェンジのざっくりとした概要は、EV化を先送りにしてパワートレインの強化・内装の豪華化ってとこなんでしょうけど、まあレクサスLFAを撃墜するんならこんなもんで充分ってとこなのかしらん。あの平べったくてカッコ悪いマフラーも丸型4本出しになったことだし。
Pure edition(ピュアエディション)
Black edition(ブラックエディション)
スペックV
Premium edition(プレミアムエディション)
EGOIST(エゴイスト)
Club Truck Editionっていうのは、完全なサーキット仕様で公道はまったく走れないグレードなんだけど、日産は昔っからこういう放し飼いの怪獣みたいなのをGT-Rのラインナップに加えていたからそれはいい。
問題はEGOISTである。「自分だけのGT-R」をオーダーメイドで作ることができるそうで、メカニズムはスペックVをそのまま持ってきて、やれカラーリングだの、ドイツ製の革張りだの、蒔絵仕立てのエンブレムだのを実装してくれるらしいが、俺だったらそんな悪趣味なの恥ずかしくて乗れないわ。
GT-Rとはそもそもどんなに安いグレードでも、「その人だけのスペシャルカー」だったはずだ。それは確かにどんな車でも「その人だけのスペシャルカー」となり得るんだけど、GT-Rはとにかく別格だったはずだ。
例えて言うなら「自動車を越えたGT-Rと言う名の別の何か」と言えばいいだろうか。
それは長年のGT-Rの歴史、特にR32以降のそれに対して存在する、恐ろしい数の支持者とアンチの数が物語っている。
そこで変に下世話な高級さを提供することにより、GT-Rはどこへ向かおうとしているのだろうか。ユーザーにどういう愛され方をされたいのだろうか。
